睡眠導入剤の効果と副作用

現在、不眠で悩んでいる人が増えています。脳は体の2%程度の重さしかないが、エネルギー消費量は体全体の約20%もあり、膨大なエネルギーを消費する器官です。多大な情報処理した脳は眠ることによって初めて休むことができ、機能を回復するのです。だから、人は1日約8時間睡眠をとります。睡眠不足による注意力の低下、脳の血流、活動の低下、疲労感の増幅だけではなくて、健康にも影響してしまいます。血圧の上昇や免疫力の低下など、様々な疾患の原因にもなるかもしれない。

眠るために睡眠薬などのお薬やお酒などを使う人もほとんどの年代でも増えています。

現在市場で販売されている睡眠改善薬は以下のものがあります。ドリエル、ドリエルEX、ナイトール、ネイトール、マイレスト、グ・スリーP、プロリズム、カローミン、おやすみーな、ドリーネンなどの睡眠改善薬は全て中枢作用の強い抗ヒスタミン剤の「塩酸ジフェンヒドラミン」を主要成分として配合されています。この主要成分の塩酸ジフェンヒドラミンは、皮膚のかゆみを鎮める、くしゃみや鼻水等のアレルギー症状を抑える目的で広く使用されていますが、睡眠作用の副作用があります。

睡眠導入剤の副作用として認められている症状としては、日中異常な眠気に襲われることに加えて、めまいやふらつきが起こりやすいと言われています。睡眠導入剤の影響が翌日に持ち越すことで、「持ち越し効果」といわれます。特に高齢者の方や足腰が弱くなっている方などの場合には、ふらつきに伴って転倒してしまう危険もあるため、十分な注意が必要でしょう。車の運転などにも注意が必要です。また、睡眠導入剤の別の副作用として、一過性の記憶障害が起きる可能性があると報告されています。長期に服用することで依存性や習慣性が高まる危険性もあり、精神依存性もあります。さらには、倦怠感や頭痛という副作用が起こる場合もあります。その他にも太る、将来認知症になるリスクといった心配の声が上がっています。また、自殺の危険性も挙げられています。

睡眠導入剤を利用する際には、必ず専門の医師にかかり、適切な用法用量をお守り下さい。また、特に辞め方が大事で、眠れない夜が解消されたからといってパッと辞めてしまうと、よりひどい不眠症状が出現する場合がありますので、医師の診断に最後まで従うことが大切です。

また、睡眠品質を保つためには、規則正しい生活リズムを整える必要があります。また、日中の運動による軽い疲れは熟睡をもたらします。ウォーキングのような軽めの運動を習慣化しましょう。